介護離職を防ぐために、企業が今できること。ペンタスケアマネジメントが支える「仕事と介護の両立」

ある日突然、親の介護が始まる。

何から始めればよいのか。
誰に相談すればよいのか。
仕事を続けながら対応できるのか。
会社には、どこまで話してよいのか。

知識や相談先がないまま不安を抱え込んでしまうと、「仕事を辞めるしかない」と極端な選択をしてしまうことがあります。

企業にとっても、介護離職は大きな経営課題です。

特に中小企業では、経験豊富な従業員が一人離職するだけでも、業務や組織に与える影響は小さくありません。

ペンタスケアマネジメント株式会社は、介護保険の居宅介護支援と、仕事と介護の両立支援に取り組む会社です。

代表取締役の鈴木五月氏は、介護業界で25年の経験を積み、ワークサポートケアマネジャー、産業ケアマネの資格も持つ専門家です。

働き続けたい人のキャリアを守り、企業が大切な人材を失わないために、どのような備えが必要なのか。

鈴木氏の創業の背景と、両立支援にかける想いを伺いました。


目次

ケアマネジャーとしての経験から見えた、仕事と介護の課題

純粋にケアマネジャーの仕事に向き合いたいという想い

鈴木氏は、福祉系大学を卒業後、高齢者介護の現場で経験を重ねてきました。

ケアマネジャーとして利用者に向き合いながら、組織の中では複数の業務を兼務する日々。

その中で、純粋にケアマネジャーの業務に注力したいという想いが強くなっていきました。

ケアマネジャーは、介護が必要な高齢者の生活を支えるために、介護保険サービスを調整し、自立した生活をマネジメントする仕事です。

利用者本人や家族の状況を聞き取り、必要な支援を考え、サービス事業者と連携する。

その役割は、単に制度を案内するだけではありません。

介護に直面した人が、これからの生活をどう整えていくかを一緒に考える、身近な相談役でもあります。

鈴木氏は、こうした経験を活かし、より必要な人に支援を届けたいと考えるようになりました。

団塊ジュニア世代が親の介護に向き合う時期へ

もうひとつ、鈴木氏が起業を決意した背景には、社会の変化があります。

団塊ジュニア世代が、これから親の介護に向き合う時期を迎えます。

働き盛りの世代が、親の介護と仕事の両立に悩む場面は、今後さらに増えていくことが考えられます。

介護は、育児のように事前に時期を予測しやすいものではありません。

突然始まり、いつまで続くかわからない。状況も家庭によって異なり、正解が見えにくい。

だからこそ、企業としても従業員としても、介護が始まる前から基本的な知識や相談先を持っておくことが大切です。

鈴木氏は、そうした時代の変化を見据え、仕事と介護の両立支援が今後必要になると考えました。


「親の介護でキャリアを途切れさせたくない」

3度の育児休暇を経て、仕事と家庭を両立してきた経験

鈴木氏自身、仕事が大好きで、3度の育児休暇を取得しながら仕事と育児を両立してきました。

子育てをしながら働き続けることは、決して簡単ではありません。

それでも仕事を続け、キャリアを積み重ねてきた経験があるからこそ、同じように働き続けたい人の気持ちがわかるといいます。

かつて、同じく子育ての大変な時期を仕事を続けながら乗り越えてきた同僚と、こんな話をしたことがありました。

「ここまで続けてきた仕事やキャリアを、親の介護で辞めたり、途切れさせたりしたくない」

この言葉が、鈴木氏にとって大きなきっかけになりました。

育児と同じように、介護にも支援が必要です。

しかし、介護については、いざ直面するまで制度や相談先を知らない人も少なくありません。

仕事を続けたい人が、介護をきっかけに離職することがないようにしたい。

鈴木氏は、ケアマネジャーとしての経験を活かし、その支援を行うためにペンタスケアマネジメントを立ち上げました。


企業に求められる、介護離職防止への取り組み

従業員の介護実態が見えにくいという課題

ペンタスケアマネジメントでは、企業の人事担当者や関連部署と連携し、従業員向けのセミナー、実態把握調査、個別相談を行っています。

企業側の課題として多いのは、従業員の介護の実態が見えにくいことです。

従業員が親の介護に悩んでいても、会社に相談していないことがあります。

「仕事に影響が出ると思われたくない」
「何を相談すればよいかわからない」
「介護は家庭の問題だから、自分で抱えるしかない」

そう考えてしまう人もいます。

その結果、企業側が状況を把握したときには、すでに本人が退職を考えているケースもあり得ます。

介護離職を防ぐには、問題が深刻化する前に、従業員が相談しやすい環境を整えることが重要です。

中小企業こそ、ベテラン従業員の離職が大きな影響を与える

鈴木氏は、特に中小企業の経営者にこそ、両立支援を考えてほしいと話します。

大企業では、法改正への対応や人事制度の整備が比較的早く進む傾向があります。

一方で、中小企業では、人事部門に十分なリソースがない場合もあります。

しかし、ひとりのベテラン従業員が離職することによる事業への影響は、中小企業ほど大きいものです。

長年の経験を持ち、現場を支えてきた人材が突然抜ける。その影響は、単なる人員減にとどまりません。

業務の引き継ぎ、顧客対応、若手育成、組織の安定性にも関わります。

だからこそ、介護離職防止は福利厚生の一部ではなく、経営課題として捉える必要があります。


少しの知識が、極端な離職を防ぐ

介護休業は「自分が介護するための休み」ではない

鈴木氏が大切にしている考え方のひとつが、「介護は相談することが大事」ということです。

介護は、ひとりで抱え込むほど選択肢が見えにくくなります。

制度を知らない。
地域のサービスを知らない。
相談できる専門家を知らない。

その状態では、本人も家族も追い込まれやすくなります。

また、鈴木氏は「介護休業は、自分が介護するための休みではない」という考え方も大切にしています。

介護休業は、家族を自分だけで介護するための期間ではなく、仕事と介護を両立するための体制を整える時間として活用するものです。

介護サービスの手配。
ケアマネジャーとの相談。
家族間での役割分担。
今後の働き方や生活の見通しづくり。

こうした準備をすることで、介護が始まっても仕事を続ける選択肢を持ちやすくなります。

少しの知識を備えておくだけで、突然親の介護が始まっても慌てずに対応できることがあります。

そして、離職という極端な選択を避けられる場合もあります。

40歳以上の従業員が多い企業に必要なセミナー

鈴木氏は、40歳以上の従業員が多い企業には、特にセミナー開催を検討してほしいと話します。

介護は、本人がまだ実感していない段階から備えておくことが大切です。

事前に基本的な知識を持っていれば、いざというときに相談先を探しやすくなります。

また、会社としても、従業員にどのような支援が必要なのかを把握しやすくなります。

ペンタスケアマネジメントでは、従業員向けのセミナーだけでなく、実態把握調査や個別相談にも対応しています。

従業員に対して「仕事と介護は両立できる」という認識を持ってもらうこと。

そして、企業としてベテラン従業員の離職を防ぐこと。

それが、同社が提供する大きな価値です。


横浜市指定の居宅介護支援事業所として、現場にも向き合う

毎月の訪問を通じて、高齢者の自立した生活を支える

ペンタスケアマネジメントは、仕事と介護の両立支援だけでなく、介護保険の居宅介護支援も行っています。

居宅介護支援事業所として、横浜市から指定を受けて運営しており、介護保険の法令に基づいた支援を行っています。

介護報酬算定のため、担当する在宅の要介護高齢者の自宅を毎月一度は訪問が必要です。

現在、鈴木氏は40〜45件の利用者を担当し、毎月訪問しています。

保土ヶ谷区は駐車場のない住宅も多く、主に自転車で訪問することも多いといいます。

猛暑の時期には、体力的に厳しい場面も少なくありません。

それでも、現場に足を運び、利用者本人や家族の状況を直接確認することは、ケアマネジャーとして欠かせない仕事です。

机上の制度説明だけではなく、実際の暮らしを見ながら必要な支援を考える。

その現場感覚があるからこそ、企業向けの支援においても、現実的で具体的なアドバイスができます。


相談しやすさが、介護の不安を軽くする

長年の相談援助経験が生む「話しやすい」安心感

鈴木氏がお客様から評価されているポイントのひとつが、「話しやすい」「相談しやすい」という点です。

介護の悩みは、誰にでも気軽に話せるものではありません。

家族の状況。
仕事との両立。
お金の不安。
今後の暮らし。

個人的で、重く、整理しにくい悩みも多く含まれます。

だからこそ、相談しやすい専門家の存在は重要です。

鈴木氏は、介護職の中でも相談援助業務に長く携わってきました。

相手の話を丁寧に聞き、状況を整理し、必要な情報や選択肢を提供する。

その経験が、安心して話せる雰囲気につながっています。

「介護のお悩みは、抱え込まないことが大切です」

そう語る鈴木氏にとって、話しやすいと言ってもらえることは、大きな励みでもあります。

情報不足による短絡的な介護離職を防ぎたい

鈴木氏が意思決定で重視しているのは、情報不足による短絡的な介護離職を防ぐことです。

介護に直面したとき、人は不安の中で判断を迫られます。

どうすればよいかわからない。
会社に迷惑をかけたくない。
家族のためには自分が仕事を辞めるしかない。

そう思い込んでしまうこともあります。

しかし、実際には利用できる制度やサービス、相談先がある場合も多くあります。

必要なのは、正しい情報と選択肢です。

ペンタスケアマネジメントでは、本人や企業に対して情報を提供し、納得して決定できるようにサポートしています。

辞めるか、抱え込むか。その二択ではなく、働き続けながら介護に向き合う道を一緒に探すこと。

それが、鈴木氏の支援の根底にあります。


ワークサポートケアマネジャーという存在を知ってほしい

「ワークサポートかながわ」の設立で広がった活動

鈴木氏にとって、近年の大きな転機となったのが、任意団体「ワークサポートかながわ」の設立です。

昨年より、神奈川県内のワークサポートケアマネジャーとともに団体を立ち上げ、同じ想いを持つメンバーと活動を始めました。

そのことで、活動の幅や人脈が大きく広がったといいます。

仕事と介護の両立支援は、まだ広く知られているとは言えません。

しかし、介護離職を防ぐためには、企業、従業員、地域、専門職が連携して支える仕組みが必要です。

ワークサポートケアマネジャーは、その橋渡し役となる存在です。

介護の専門知識を持ちながら、働く人の状況にも寄り添い、仕事と介護の両立を支援する。

鈴木氏は、この存在を多くの人に知ってほしいと考えています。

地域企業への両立支援を広げていく

今後、鈴木氏が力を入れていきたいのが、地域企業への両立支援です。

10月4日には、仕事と介護の両立に関する講演会を予定しています。

今年は行政との連携もテーマとなっており、今後は地域の企業に対して、より実践的な支援を展開していきたいと考えています。

介護は個人の家庭内の問題に見えがちです。

しかし、働く人が介護を理由に離職すれば、企業にも地域にも影響が生まれます。

だからこそ、企業と地域が連携し、働き続けたい人を支える仕組みをつくることが必要です。


働き続けたい人のキャリアを、介護で途絶えさせないために

働き続けたい。
積み重ねてきたキャリアを大切にしたい。
でも、親の介護が始まったらどうすればよいかわからない。

そんな不安を抱える人は、これからさらに増えていくかもしれません。

介護は、突然始まることがあります。

だからこそ、企業は従業員が一人で抱え込む前に、知識や相談の機会を提供することが大切です。

ペンタスケアマネジメント株式会社は、介護保険の現場に向き合ってきたケアマネジャーの専門性と、仕事と介護の両立支援の視点を活かし、企業と従業員の双方を支えています。

介護離職を防ぐことは、従業員の人生を守ることでもあり、企業の大切な人材を守ることでもあります。

「仕事と介護は両立できる」

その認識を広げるために、鈴木氏はこれからも企業や地域に向けた支援を続けていきます。

もし今、従業員の介護実態が見えない、相談を受けたときの対応に不安がある、介護離職防止に向けて何から始めればよいかわからないと感じているなら、一度相談してみる価値があります。

介護を理由に、働き続けたい人のキャリアを途絶えさせないために。

ペンタスケアマネジメントは、その第一歩を支える存在です。

企業情報

会社名ペンタスケアマネジメント株式会社
代表鈴木 五月(すずき さつき)
事業内容介護保険の居宅介護支援、仕事と介護の両立支援
URLhttps://pentascare.com

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