年齢を重ねるほど、自分らしく華やかに。Sense of beautyが提案する“着物をまとう新しい日常”

株式会社Sense of beauty 取締役 今野綾氏

「昔は似合っていた服が、なんとなくしっくりこなくなった」

40代後半から50代、60代にかけて、そんな感覚を持つ方は少なくありません。

体型の変化に合わせようとすると、妙にウエストが細い服だったり、反対に体のラインを隠しすぎて野暮ったく見えたりする。
手持ちの服も、気づけば少し古く感じる。

交流会やパーティ、会食など、人前に出る機会が多い経営者にとって、服は単なる身だしなみではありません。

その人らしさや存在感、第一印象を伝える大切な要素でもあります。

株式会社Sense of beautyは、着物生地を使い、女性向けのドレスやスーツ、ワンピース、男性向けのジャケットやジレをオーダーメイドで仕立てるブランドです。

着物ならではの絹の質感や上品な柄を活かしながら、現代の洋服として自然に着られるデザインへ落とし込む。

さらに、10年のキャリアを持つイメージコンサルタントの知見を活かし、色、柄、デザイン、スタイルまで一人ひとりに合わせて提案しています。

「着物だから素敵」ではなく、「洋服として、本当におしゃれであること」

取締役の今野綾氏は、そこに一切妥協しません。

今回は、Sense of beautyが生まれた背景や、着物ドレスに込めた想い、そして日本の着物を世界へ広げていく今後の展望について伺いました。


目次

着物の美しさを、もっと日常の中で楽しめるものに

「着物生地で洋服を作れば、もっと気軽に楽しめる」

Sense of beautyの出発点は、とてもシンプルな発想でした。

着物は美しい。けれど、着付けには手間がかかり、日常的に着るにはハードルがある。

それなら、着物生地で洋服を作ればいい。

着物の美しさと、洋服の着やすさを組み合わせれば、着物を愛する人がもっと気軽に、その魅力を楽しめるのではないか。

その考えから、事業が始まりました。

着物には、絹ならではの光沢や質感、日本独自の繊細な柄があります。

一方で、しまったまま着る機会がなくなっている着物も少なくありません。

Sense of beautyでは、そうした着物の魅力を、現代のライフスタイルに合う形へ変えていきます。

着付けを覚えなくてもいい。特別な日だけでなく、人前に出る日にさっと着られる。

着物を“鑑賞する文化”から、“日常で楽しむファッション”へ。

それが、Sense of beautyのものづくりの原点です。

50代になり、「似合う服が見つからない」と感じた経験

今野氏がこの事業に強く意味を感じた背景には、自身の実感もありました。

50代になり、以前よりも「自分に似合う服」を見つけることが難しくなったといいます。

若い頃と同じデザインでは、なんとなく違和感がある。
かといって、年齢を意識しすぎた服では、自分らしさがなくなってしまう。

華やかさはほしい。
でも、派手すぎるのは違う。
体型もきれいに見せたい。

そのバランスを満たしてくれたのが、着物ドレスでした。

着物の生地には、華やかさがありながら、どこか落ち着きがあります。

色や柄に存在感があっても、絹の質感によって上品にまとまりやすい。

「年齢を重ねた女性だからこそ似合う服が作れる」

今野氏は、そこに着物ドレスの大きな可能性を感じました。


お客様がランウェイを歩いた瞬間、確信に変わった

一人ひとりが、本当に美しく見えたファッションショー

Sense of beautyにとって、大きな転機になったのがファッションショーでした。

モデルを務めたのは、プロのモデルではありません。

実際に着物ドレスを購入したお客様たちでした。

それぞれが、自分のために仕立てられた一着を身にまとい、ランウェイを歩く。

その姿を見たとき、今野氏は強く心を動かされたといいます。

誰かの体型に服を合わせるのではなく、その人自身が一番美しく見える形をつくる。

色も柄も、デザインも違う。

それでも、一人ひとりが自分らしく、堂々と着こなしていました。

「着物ドレスは、人を着飾るものではなく、その人の魅力を引き出すもの」

そのことを実感した瞬間でした。

年齢を隠すのではなく、その人らしさを引き立てる

一般的な洋服選びでは、体型を隠すことが優先される場合があります。

ウエストを隠す、腕を隠す、体のラインが出ないようにする。

しかし、隠すことだけを意識すると、全体のバランスが重くなったり、かえって野暮ったく見えたりすることもあります。

Sense of beautyでは、体型を隠すことよりも、「どう見せれば一番素敵か」を考えます。

ラインをどこで絞るのか。
丈をどこまで伸ばすのか。
柄をどの位置に置くのか。

一人ひとりの身体に合わせて微調整を重ねることで、自然にスタイルがよく見えるフォルムをつくっていきます。

お客様からも、

「痩せて見える」
「着たときにすごくかっこよくなる」
「着物なのに古い印象がない」

といった声が寄せられています。


試着から仮縫いまで。一着ずつ仕立てるオーダーメイド

まずは「その人に一番似合う着物」を選ぶ

Sense of beautyの服づくりは、既製服のように完成品から選ぶスタイルではありません。

まずは実際に着物を試着しながら、その人に最も似合う生地を選んでいきます。

着物として見たときに美しい生地が、そのまま洋服に向いているとは限りません。

柄の大きさ、色の配置、光沢、洋服に仕立てたときの見え方。これらを考えながら、仕入れの段階から厳選しています。

生地が決まったら、デザインを選び、採寸。

その後、仮縫いを行いながら、シルエットを調整していきます。

少し丈を変える。
ラインを絞る。
肩まわりを修正する。

こうした細かな調整を重ね、一着ずつ仕上げます。

女性向けから男性向けまで幅広く展開

女性向けには、ドレス、スーツ、ワンピースなどを展開しています。

交流会やパーティ、会食など、華やかな場に適したアイテムはもちろん、ビジネスシーンでも着やすいデザインがあります。

一方で、男性向けにはジャケットやジレを用意。

着物生地ならではの存在感がありながら、洋服として自然に着られるよう仕立てています。

経営者や人前に出る機会が多い方にとって、装いは自分自身を伝えるひとつの手段です。

一目で印象に残りながら、派手すぎない。

その絶妙なバランスが、着物生地ならではの強みです。


10年のイメージコンサル経験が生む、似合う一着

色・柄・デザインまで、一人ひとりに合わせて提案

Sense of beautyの大きな強みは、ビジネスパートナーである今野氏の妹が、10年のキャリアを持つイメージコンサルタントであることです。

服は、単にサイズが合えばよいわけではありません。

肌の色、顔立ち、体型、雰囲気、その人が持つ印象。

同じ着物でも、誰が着るかによって似合い方は大きく変わります。

そのため、色や柄だけでなく、デザインやスタイルまで含めて丁寧に提案します。

「自分では選ばなかったけれど、着てみたら一番似合っていた」

そんな発見が生まれることもあります。

自分の好みだけで選ぶのではなく、専門家の視点を取り入れながら、本当に魅力が引き立つ一着をつくれること。

これが、Sense of beautyならではの価値です。

「必ず満足できる一着」を目指して修正を重ねる

オーダーメイドでは、最初のデザインをそのまま完成させるとは限りません。

実際に仮縫いをしてみると、もっと良く見えるバランスが見つかることがあります。

その場合は、修正を重ねます。

完成を急ぐのではなく、「この方が一番素敵に見えるか」を基準に考える。

だからこそ、一人ひとりに合わせたフォルムが生まれます。

着る人が服に合わせるのではない。

服を、その人に合わせていく。

その考え方が、Sense of beautyのオーダーメイドを支えています。


「着物だから」ではなく、「おしゃれだから」選ばれる服へ

一般的な着物ドレスのイメージを壊したい

着物を洋服にリメイクした商品は、決して珍しいものではありません。

しかし、今野氏が何より大切にしているのは、「Sense of beautyの着物ドレスは絶対におしゃれでなくてはならない」ということです。

着物を使っているから価値がある。

伝統的だから素晴らしい。

それだけでは、今野氏の目指す服にはなりません。

洋服として見たときに、純粋にかっこいいか。
今の時代に着たいと思えるか。
その人自身が一番素敵に見えるか。

そこに一切妥協しないことを大切にしています。

「着物リメイクだから着る」のではなく、「おしゃれだから着たい」。

その先に、日本文化としての着物の価値が自然に伝わっていく。

それがSense of beautyの考え方です。

着るだけで、会話が生まれる

着物生地を使った服には、もうひとつ大きな特徴があります。

それは、人の目を引きやすいことです。

交流会やパーティなど、人が集まる場では、

「素敵ですね」
「それ、着物なんですか?」

と声をかけられることがあります。

服そのものが、会話のきっかけになる。

特に経営者や人とのつながりを大切にする方にとって、第一印象や会話の入口は重要です。

印象に残る装いは、単なるファッションを超えて、自分自身を伝えるコミュニケーションツールにもなります。

着物の柄や文化について話すことが、新しい出会いや関係づくりにつながる。

これも、Sense of beautyの服が持つ魅力です。


着物の価値を理解しているからこそ、洋服として自由に楽しむ

着物として美しいものと、洋服として美しいものは違う

Sense of beautyでは、着物の仕入れにも強いこだわりを持っています。

今野氏は、「着物として着ると素敵なものと、洋服にすると素敵な着物は違う」と話します。

たとえば、大胆な柄でも、着物として全身で見れば美しくまとまることがあります。

しかし、洋服に仕立てると、柄の位置や大きさによって印象が大きく変わります。

だからこそ、洋服になった姿まで想像して生地を選ばなければなりません。

着物だから何でも使うわけではない。

Sense of beautyのデザインに合うかどうかを、仕入れの時点から見極めています。

日本文化の象徴を、最高のおしゃれとして楽しんでほしい

着物は、日本を代表する文化のひとつです。

だからこそ今野氏は、日本人自身が着物の価値を理解しながら、もっと自由に楽しんでほしいと考えています。

着物として着ることだけが、文化を守る方法ではありません。

洋服として仕立て直し、今の暮らしの中で着る。

交流会に着ていく。
仕事の場でジャケットとして着る。
パーティでドレスとして楽しむ。

そうすることで、着物の生地や柄が新しい形で受け継がれていきます。

「伝統だから大切にする」のではなく、「今もおしゃれだから着る」。

そんな文化の残し方もあるのではないでしょうか。


40代・50代・60代の経営者に選ばれる理由

人前に出る機会が多いからこそ、服に悩む

Sense of beautyのお客様には、40代、50代、60代の女性経営者や男性経営者が多くいます。

交流会、パーティ、会食、講演。、イベント、人前に出る機会が多い一方で、年齢を重ねるにつれて「何を着ればよいかわからない」という悩みも増えていきます。

若すぎる服は違和感がある。
無難すぎると地味になる。
体型を隠そうとすると、かえって野暮ったくなる。

その中で求められるのは、華やかさと落ち着きの両立です。

着物生地は、その両方を持っています。

絹の上質な質感。
日本らしい色や柄。
一目で印象に残る存在感。

そこに、その人に合わせたデザインを組み合わせることで、大人だからこそ似合う装いが完成します。

着付けの手間なく、着物の魅力を楽しめる

着物を着たいと思っても、

「着付けが大変」
「お手入れが難しい」
「着る機会が限られてしまう」

と感じる方も少なくありません。

着物ドレスやジャケットであれば、洋服と同じように着ることができます。

着付けの知識がなくても、着物の質感や柄を楽しめる。

その手軽さは、忙しい経営者にとっても大きなメリットです。

特別な日にだけクローゼットから出すのではなく、日常の中で着物を楽しめる。

Sense of beautyは、そんな新しい選択肢を提案しています。


日本各地、そして世界へ。着物ドレスの価値を広げたい

全国で試着・オーダー体験を届ける

現在、Sense of beautyの試着オーダーイベントは都内を中心に開催しています。

今後は、その機会を日本各地へ広げていきたいと考えています。

着物ドレスは、写真を見るだけでは、本当の魅力が伝わりにくい部分があります。

生地の光沢、絹の質感、実際に着たときのシルエット、自分に似合う柄との出会い。

これらは、試着することで初めて実感できます。

だからこそ、地域を問わず多くの方に実際に袖を通してもらい、自分に似合う一着と出会う体験を届けていきたいと考えています。

富裕層インバウンドに、日本の伝統を体験してもらう

さらに見据えているのが、海外から日本を訪れる富裕層への展開です。

日本旅行の中で、着物生地を選び、自分だけの一着をオーダーする。

単なるショッピングではなく、日本文化に触れる体験として提供していきたいと考えています。

着物を着付けてもらい、写真を撮って終わる。

それだけではなく、選んだ着物が自分のドレスやジャケットになり、その後も長く着られる。

日本での体験そのものを、一着の服として持ち帰ることができます。

日本の伝統文化と現代ファッションを組み合わせた体験は、海外の方にとっても新しい価値になるはずです。


着物を、世界の最新ファッションへ

Sense of beautyが目指しているのは、着物を昔ながらの文化として残すことだけではありません。

着物生地を使った服が、「最新のおしゃれアイテム」として世界で選ばれる未来です。

50代になり、似合う服が見つけにくくなった経験。
お客様が着物ドレスをまとい、堂々とランウェイを歩く姿。
一人ひとりに似合う色や柄、シルエットを追求するオーダーメイド。

そのすべてが、「年齢を重ねても、自分らしくおしゃれを楽しんでほしい」という想いにつながっています。

もし今、

「人前に出るときに何を着ればよいかわからない」
「年齢に合う服はほしいけれど、地味にはなりたくない」
「人と違う、印象に残る一着がほしい」

と感じているなら、Sense of beautyの着物ドレスという選択肢があります。

着物の美しさと、洋服の着やすさ。
日本文化の品格と、現代的なデザイン。

その両方をまといながら、自分自身をもっと素敵に見せる。

Sense of beautyは、着物を「特別な日に着るもの」から、「今を楽しむ最高のおしゃれ」へと変えていくブランドです。

企業情報

会社名株式会社Sense of beauty
役職取締役
氏名今野綾
事業内容着物生地を使用したドレス、スーツ、ワンピース、ジャケット、ジレなどのオーダーメイド制作・販売
URLhttps://senseofbeauty.studio.site/

インタビュー掲載について

Real Leaders Voiceでは、掲載いただける経営者様を募集しています。

  • 自社の強みや価値観を伝えたい方
  • 信頼をベースにした関係性を築きたい方
  • 新たなビジネス機会を広げたい方

インタビューのご相談・掲載希望のご連絡は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次