そんな挑戦を、“ありもの”で動かす。ありものリンク合同会社が目指す新しい事業づくり

「新しい事業を始めたい。」

そう思っていても、多くの人や企業は最初の一歩で立ち止まります。

アイデアはある。
想いもある。
でも、それをどう事業にすればよいかわからない。

事業計画はどう作るのか。
お金の計算はどうするのか。
社内をどう説得すればよいのか。

そんな壁にぶつかり、挑戦そのものが止まってしまうケースは少なくありません。

今回お話を伺ったのは、ありものリンク合同会社 副代表CFOの中島健陽氏。

大企業で経営企画の実務を経験しながら、現在は地域や企業の新規事業づくりを支援しています。

同社が掲げるキーワードは「ありもの」。

それは、自社の強みを押し出すことではなく、世の中にすでに存在する知見や経験、人とのつながりを活かしながら、新しい価値を生み出すという考え方でした。


目次

異なる経験を持つ6人が出会ったことから始まった

創業のきっかけは「ビジネスダッシュ部」

ありものリンク合同会社の始まりは、広島県で開催された「ビジネスダッシュ部」というイベントでした。

そこに集まった6人のメンバーは、全員が副業人材。

しかし、それぞれが異なる専門性を持っていました。

  • 上場企業の経営企画
  • 新規事業探索
  • 知財
  • 広報IR
  • 中小企業経営
  • 小売販売

一見すると共通点の少ないメンバーです。

しかし活動を重ねる中で、あることに気づきます。

「自分たちの悩みや挑戦したいことが、誰かの経験や知見によって解決できる。」

そして、それぞれが持つ知識や人脈、経験を掛け合わせることで、新しい可能性が生まれることを実感したといいます。


自分たち自身が「最初の顧客」だった

ありものリンクには、最初から壮大な事業計画があったわけではありません。

中島氏はこう振り返ります。

「今思えば、自分たち自身が最初の顧客だったと思います。」

創業メンバーそれぞれが抱える課題や実現したいことを、お互いの知見で解決していく。

そこから生まれたのが現在の事業です。

例えば、ラジオ運営支援もそのひとつ。

薬局経営を行う創業メンバーの想いを起点に、他のメンバーの知識や経験を組み合わせながら形になっていきました。

この経験を通じて中島氏は、「地域にはまだ活かされていない資源が数多く存在する」と確信したといいます。


「ありもの」とは、今ある資源を活かすことではない

インタビューの様子

社会課題から逆算する事業づくり

ありものリンクの特徴は、社名にもなっている「ありもの」という考え方です。

しかし、その意味は一般的な解釈とは少し異なります。

「ありものを活かすというと、自社の強みや資産を活用する話だと思われがちです。」

しかし同社が重視しているのは、その逆です。

まず考えるのは、

  • 社会にどんな課題があるのか
  • 顧客は何に困っているのか

ということ。

そのうえで、解決に必要な知見、人材、場所、経験、情報を組み合わせていく。

つまり、「持っているものから考える」のではなく、「必要な価値から逆算する」のです。


プロダクトアウトではなく、アウトサイドイン

新規事業開発において、多くの企業は「自社にある技術」や「作りたい商品」から考え始めます。

しかし、それでは市場とのズレが生じることもあります。

ありものリンクが重視しているのは、社会課題や顧客ニーズから発想するアウトサイドインの考え方です。

「良いアイデアがあることと、事業として成立することは別の話です。」

誰の課題を解決するのか。

どう収益化するのか。

なぜ今必要なのか。

それらを整理しながら事業を組み立てていきます。


「やりたい」を「実行できる計画」に変える

中島氏が担う“社外経営企画”という役割

中島氏自身は、大企業で経営企画やマーケティングに携わってきました。

その経験の中で培ったのが、「想いを数字と資料に変換する力」です。

「やりたいことはある。でも、それを説明できない。」

実は、この状態の経営者や創業者は少なくありません。

ありものリンクでは、

  • 事業計画書
  • プレゼン資料
  • 補助金申請
  • ホームページ制作
  • ビジネスモデル設計

などを通じて、アイデアを実行可能な形へ落とし込みます。


良いアイデアだけでは、組織は動かない

中島氏は、新規事業が止まる理由の多くは「アイデア不足ではない」と話します。

本当の課題は、

  • 社内で説明できない
  • 数字で示せない
  • 意思決定者が判断できない

ことにあります。

だからこそ重要なのが、事業を前に進めるための資料づくりや論点整理です。

「私は“社外経営企画”のような立場で関わりたいと思っています。」

単なるアドバイザーではなく、企業の中に入り込みながら意思決定を支える。

それが中島氏の目指す支援の形です。


コーヒーを飲みながら相談できるコンサルティング

ありものリンクは現在、地域メディアやラジオ運営支援だけでなく、週末カフェの運営にも取り組んでいます。

その理由は明確です。

「相談のハードルを下げたいんです。」

事業計画書が完成してから相談する必要はありません。

まだ言葉になっていないアイデア。

なんとなく感じている違和感。

そんな段階から話せる場所をつくりたい。

その想いがカフェ運営にもつながっています。


誰もが、その人らしく活きる社会をつくりたい

中島氏が目指しているのは、単なる事業支援ではありません。

「その人が、その人らしく活きる世界をつくりたい。」

それが根底にある考え方です。

人にはそれぞれ経験があります。

会社にも、それぞれの強みがあります。

しかし、その価値に本人が気づいていないことも少なくありません。

ありものリンクは、そうした埋もれている価値を見つけ、必要としている人や企業につなげる存在でありたいと考えています。


挑戦の種は、すでにあなたの中にある

新しい事業を始めたい。

副業から一歩踏み出したい。

会社の中で新しい挑戦を進めたい。

そんなとき、多くの人は「何か足りない」と考えます。

しかし、ありものリンクの考え方は少し違います。

足りないものを探す前に、今あるものを見つめる。

経験、知識、人とのつながり。

あなた自身が気づいていない「ありもの」が、すでに価値の種になっているかもしれません。

ありものリンク合同会社は、その種を見つけ、形にし、前へ進める伴走者です。

もし今、「やりたいことはあるけれど前に進まない」と感じているなら、一度相談してみてはいかがでしょうか。

そこには、思いもよらない可能性が眠っているかもしれません。

企業情報

会社名ありものリンク合同会社
副代表中島 健陽(なかしま たけはる)
事業内容創業・新規事業の伴走支援会社
URLhttps://arimono.link/

撮影

紙田 理和

紙田 理和 / フォトグラファー

女性起業家・経営者のブランディング撮影と、子どもやファミリー撮影を同等に行う。ヘアメイクにも対応し、撮影までトータルで提供している。

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